たな

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「私とは何か」を読んだ。

平野啓一郎さんの『私とは何か』を読みました。 

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

 

 友人から猛烈におすすめされ読みまして、面白かったです。

 

普段私達は自分や他人を「個人」として捉えていると思います。

その個人はたぶんそれ以上分割することのできない最小単位として。

個人という概念は西洋由来のものであり、その語源である"individual"は、"in"(できない)+"dividual"(分割)、つまり、分割できないものであったと仰っています。

普段単語それ自体の由来を意識することはなく、言葉を使用している気がしますが、こうやって考えるの大切ですね。

 

平野さんは「個人」のさらに分割した単位として「分人」という単位を提唱されています。

イメージとして分かりやすかったのは、「個人」が整数で、「分人」が分数というものでした。

分人の分母・分子は人によって様々であるところがミソですね。

 

分人は関わる他者ごとに存在しているものであり、他者が自身を規定しています。

個性は自己に内在する分人が集合したものでありますが、同じAさんという分人を持っていても、それは固有の「Aさん」という性質のものではありません。

色を混ぜたり、化学反応のように混ぜ合わせるものによって変わってくるというイメージだと思います。

 

この本を読んだ際に私は、阿川佐和子さんの『聞く力』を思い出していました。

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聞く力―心をひらく35のヒント *3

 

周りからの評価や評判はどの角度から自分を見るからに寄っているみたいな話がありました。360度ある中で、前から見るのか、横から見るのか、後ろから見るのかでどのように見えるのかは変わってくるというような話を書かれていました。

 

「私」という存在を考える際には、自己発・周囲発の視点を持つことが重要そうです。

 

おわり。

 

 

 

 

*1:文春新書

*2:文春新書

*3:文春新書

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